令和8年1月7日、三学期始業式がオンラインで行われました。二学期終業式同様に、スライドを用い、始業式の式辞が校長より述べられました。以下に原文とスライドを紹介します。
新年明けましておめでとうございます。今日から始まる三学期は、期間こそ短いですが、一年の中で最も密度が濃く、重要な学期です。特に卒業や進級を控えたみなさんにとって、この数ヶ月は 「 今のクラス、今の自分 」 の集大成となります。
2026年の干支である 「 丙午 」 には、勢い盛んに成長するという意味があります。
3年生のみなさんは、 受験を控えた 不安もあるでしょう。しかし、これまで積み上げてきた努力は嘘をつきません。最後まで自分を信じ、粘り強く走り抜けてください。
1,2年生のみなさんは、三学期を単なる年度末と思わず、新年度に繋がる学期と捉えてください。 4 月からどんな自分になりたいか。その姿を想像し、逆算して今すべきことに取り組んでください。「終わり」を「始まり」に繋げるために、一人ひとりが充実した締めくくりを行い、最高のバトンを 新 年度へ繋げることを期待しています。
さて、今日は、「温故創新」という言葉についてお話をします。
「温故創新」は、単に昔を懐かしむという意味ではありません。これまでの経験や学びを丁寧に振り返り、その本質を今の時代に合う形へと創り直すという姿勢を表現しています。過去のやり方をそのまま踏襲するのではなく、深く理解し、必要なものを取り出し、現代の課題や環境に合わせて組み替えていく。それは、単なる反復や継承ではなく、思考と実践のリデザイン(再創造)でもあります。
また、この言葉には、これまでの歩みを価値あるものとして尊重しつつ、次のステージへ自分自身を進化させるという意思が込められています。過去の成功や失敗は、そこ に意味を見出さなければ「経験」で終わってしまう。しかし本質を理解し、問い直し、更新していくとき、その歩みは「資産」になり、未来を拓く「原動力」へと変わります。
更に、この言葉には、自身が取り組んでいるさまざまな活動や挑戦を調和させ、より豊かで面白い人生を奏でていきたいという想いが込められています。
なぜいまこの言葉なのか。 私にとって2025 年は、さまざまな活動や関係の「調和」を意識した一年でした。そのプロセスの中で、改めて自らのこれまでの歩みや内省が重要であると感じました。調和の中で育まれた対話や共創の経験は、多様な価値 観を結びながら、自分自身の根幹を問い直す機会になったからです。
私たちは日々変化する世界の中で、複数の役割や関心を同時に生きています。そのなかで「過去の価値」と「未来の可能性」をつなぐことは、単に意味を保存することでもなく、未来を無批判に受け入れることでもありません。過去を温めて学び直し、その学びを原動力として未来を創る。これが、私にとって 2026 年の核心的なテーマにしようと決心しました。
今年という時間への意志。 過去を再評価し、それをどう活かしていくのか。習慣や思考、関係性の中にある「本質的な意味」は何か。それを問い続け る一年にしたいと思います。そしてそのプロセスを、価値ある実践へとつなげていきたいとも思います。
都跡中学校の生徒のみなさんもぜひ、この「温故創新」という視点を日常や 学校生活 に取り入れてください。過去の経験に新たな光を当てることで、これまでとは違う未来の扉が開かれるかもしれません。
2026年が、 みなさん にとって学びと創造に満ちた素晴らしい一年となりますように 願っております。
始業式後の学級活動の様子です。
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