3月14日(金)3年生を送る会が生徒会役員の司会のもと開催されました。全校生徒が一同に会して行われる集会はこれが最後となりました。3年生の卒業式には、在校生は代表者のみとなりますので、この「3年生を送る会」が3年生の卒業を祝う「卒業式」となりました。
生徒会長の鈴木さんから開催のあいさつから舞台の幕があけました。
先ずは、1年生たちによる演し物で昔話の「桃太郎」をアレンジした演出でした。主人公の桃太郎一行が鬼ヶ島の鬼を退治するとう言うストーリーが原文ですが、そうではなく鬼たちと対話をしながら絆を築いていくハッピーエンドという演出でした。最後は、桃太郎と鬼たちそして1年生全員が3年生を囲み歌やダンスを披露し感謝を述べました。
2年生たちは、3年生たちに向けたビデオレターをフラッシュカード様にテンポよく披露してくれました。制作には相当時間がかかったと思います。先月校長室にも撮影に来てくれたシーンも映し出してくれました。ビデオのあとは生演奏による歌のプレゼントでした。歌と歌の間に、3年生に感謝の気持ちを伝えるメッセージカードも群読の様に伝えてくれました。今回の演し物は全て2年生たちの手で企画、運営をしてくれたとの事です。
2年生の合唱の動画です✨
休憩をはさみ、生徒会役員による演し物が行われました。3年生それぞれの学級代表者をクジで選び、更に役員たちが考えた質問をおみくじの様に引いてもらい答えてもらうという進行でした。ここでも3年生たちのセンスが光りました。回答が普通ではなく、面白おかしく場を盛り上げてくれる内容でした。さすがです。
そして3年生たち自らが後輩や先生たちに向けた内容の動画メッセージを作成してくれました。この内容も真剣な演し物の中に、人を幸せにする「お笑い」は欠かせませんでした。最後まで3年生はやっぱり3年生で素敵な存在でいてくれました。
最後は3年生の3年間の想い出をたどるフォトレターとなりました。3年前の入学式の様子から修学旅行、体育大会、校内音楽会の様子など時間を巻き戻す映像からは、この3年間の成長と焦げ付く青春時代を都跡中学校で過ごした軌跡を感じました。
これで終わりかと思いきや、3年生の教員からのサプライズ。ディズニーの「ラプンツェル」をもとに、オリジナル劇をプレゼントしてくれました。3年生のそれぞれの特徴を生かされた配役で、まるで劇場内にいるような雰囲気でした。入試や成績で忙しいこの時期に、練習される時間をどうやって捻出されてきたのかと尊敬しました。この教師力があるからこそ、この3年生たちが育ってくれたと思いました。