4月1日の朝、都跡中学校が私たち新着任の教員を出迎えてくれました。田園にたたずむ校舎、自然石に刻まれた校訓、正門壁の神獣朱雀それと生徒会スローガンすべてが印象的でした。
自然石に刻まれた校訓「健康・協力・努力」の文字に40年の歴史を感じました。
正門の神獣朱雀(天上南方の守護神)
さて、4月8日(月)令和6年度の都跡中学校が始動しました。冒頭、着任式から始まり、4名の新着任者の紹介がありました。続いて一学期始業式に移り、新着任の山本校長から講話が述べられました。新2,3年生の表情を見ていますと、新しい学年で気持も新たに頑張ろうと言う気持ちが伝わってきました。
講話のタイトルは「焦げつく青春」。冒険家の河野兵市氏が青年時、サハラ砂漠5000キロをリヤカーを引きながら単独で横断し、そのリアカーに刻まれた文字がタイトルの言葉でした。燃えるではなく焦げつくまで青春時代を謳歌し夢に挑戦されました。1997年5月、日本人では初めて単独・徒歩で北極点に到達されました。
河野兵市氏の肖像(愛媛人物博物館のパンフレットより)
時同じくにして私が21歳の時、ヒマラヤ山脈を陸路で横断し中国チベットからネパールに向っている時に、リアカーを引きながらサハラ砂漠を横断している強者がいるウワサを聞きました。
後にその人が河野兵市氏であることを知りました。
チベットにある東洋のベルサイユ宮殿と呼ばれる「ポタラ宮殿」をバックにした写真です。標高5500mのヒマラヤ山脈にアタックする直前です。
その時に使ったリュックサックです。この中には「夢」や「挑戦」を詰め込みました。私の宝物です。
生徒のみなさんへ
この一年間、「健康」で仲間と「協力」しあい共に支えて励ましながらそれぞれの夢に向って「挑戦」し「努力」を続け、一年後には都跡中学校で良かった思える「飛躍」の年にして下さい。辛い時でも「笑顔」を忘れないで下さい。
保護者のみなさま、地域のみなさまへ
前任の小林校長の意志を引継ぎ、微力ではございますが誠心誠意この都跡中学校を守っていく所存であります。引き続き「子どもは地域の宝」として、都跡中学校のご支援をよろしくお願いします。また、時宜に応じた学校の様子をホームページブログに掲載していきますので、ご閲覧して下さい。