今日6月23日は戦後80年「慰霊の日」の式典が平和祈念公園(糸満市)で執り行われました。都跡中学校でも、沖縄修学旅行をきっかけに、昨年度から今日を世界の恒久平和を願う日としました。昨年度のブログ「都跡中から沖縄へ〜「慰霊の日」で特集しました。
2024年は、県立宮古高校3年生の仲間友佑さんが、879点の応募の中から平和の詩に選ばれました。彼の作品「これから」は、沖縄戦の体験を風化させないこと、そして平和な未来を築いていくことへの決意を込めた内容でした。
【今年2025年の平和宣言】
2025年は、豊見城市立伊良波小学校6年の城間一歩輝さんが「おばあちゃんの歌」と題した平和の詩を朗読しました。祖母の戦争体験を聞いたことで生まれた平和への思いを詩に込めました。
今年も、この日にちなみ、沖縄に関係する食材「もずく」「シークワーサー」が給食に準備されました。ちなみに、昨年度はゴーヤチャンプルとシークワーサーゼリーでした。
沖縄と奈良は違いがあれど、戦争を知らない同世代の若者が、平和を創り上げる当事者としてメッセージを述べる姿は同じで、頼もしさを感じます。
【編集後記】
ブログ「卓球部 in summer」より再掲〜パリ五輪卓球女子シングルスで銅、団体で銀メダルを獲得した早田ひな選手が、昨年の8月13日の帰国時におこなわれた会見で、報道陣から「やりたいこと」を問われると「鹿児島の特攻資料館(知覧特攻平和会館)に行きたいです。生きていること、卓球ができているのは当たり前じゃないのを感じたいからです」と答えられる姿に心が震えました。
藤城清治氏作の「終戦の日〜願い祈り」です。戦争に向かう友人を同期の桜🌸として偲んだ作品です。鹿児島の開聞岳に向かう特攻機が描写されています。この絵画は前任校の校長室に、恒久平和を祈り永く大切に飾られています。