いのちの講座〜生と性を考える

2024年7月16日火曜日

3年生 7月の様子 授業の様子 生徒の様子

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 奈良県助産師会から2名の講師をお招きして、3年生対象に「いのちの講座」を開催しました。生徒たちが自分自身を正しく知り、心と体に向き合えるよう、発達段階に応じた「生」と「性」についてお話をいただきました。

前半は「生」について疑似体験を含めながら説明がされました。


正しい知識をわかりやすく伝えるために、手作り教材や子どもたちとの対話など工夫を凝らし、和やかな雰囲気ですすめられました。

妊婦体験の様子です。お腹の部分に4~5kgの重りを入れられたエプロンの様な服を着て疑似体験をしました。


5kgの服を着て前かがみになりながらの靴下を履くのは相当大変だったようです。


続いて、赤ちゃんの抱っこ体験です。首がすわっていない赤ちゃん人形を上手く抱っこできるか体験しました。





3年生の福江さんは、日頃から赤ちゃんを抱っこすることがあり、赤ちゃん人形がまるで本当の赤ちゃんに見えるくらい自然体で驚きました。

休憩を挟んで後半は、「恋愛・お付き合いとその先を考えよう」と題し「性」についてのお話がありました。


「予期せぬ妊娠」について


予期せぬ妊娠が起きる背景について、以下の6つの点についてスライドや手作り教材を用い生徒たちと対話を交えながら、正しい知識をわかりやすく説明されました。

1.性行為がある
2.妊娠の仕組みを知らない
3.避妊の知識がない
4.妊娠週数の数え方を知らない
5.中絶は 21 週 6 日までということを知らない
6.自分の身体についての知識がない


予期せぬ妊娠出産は貧困や DV につながり、その中で子どもたちは居場所を求めて SNS で知り合った男性とまた予期せぬ妊娠を繰り返してしまいます。
妊娠・避妊・性感染症などに対する正しい知識を持ち、自ら考え自らの意思で行動できるようになることが、この負の連鎖を食い止める 一つ の方法であると思います。
そう言う意味でも、生と性を考える「いのちの講座」はとても大切な授業となりました。ありがとうございました。








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