今日9/13(金)都跡小学校で6年生の国語の授業が公開されました。その授業は国語と美術が融合した展開で、教育界で注目されている教科横断的な授業でした。アートがキーワードです。
題材は宮沢賢治作「やまなし」で、授業者の発問「12月はどんな色?」を6年生たちが文章から読取り、その色を自分なりに表現した作品の説明から対話が始まりました。子どもたちの感性の豊かさに驚きました。
5月の色
交流がひと段落したタイミングで、授業者は6年生たちに意見を求めるとすぐに挙手し、自分の考えと理由をセットに答えていました。思考力を高める「問い」仕掛けがありました。
今回の授業内容が板書されていますが、子どもたちはそれを全部ノートに書き写すのではなく「問い」と「まとめ」だけでした。書字する時間を活動に充てるためです。最後は振り返りで自分なりの感想や考えをノートにまとめていました。
板書内容は、PCロイロノートの機能を用い6年生たちと共有されると思われます。9/5に共有された内容です。
教室の後ろを見てみると、「やまなし」の全12時間の授業計画が掲示されていて、計画の見える化、わかる化が図られていました。
公開授業の後グループに分かれて研究討議が行われました。小中両方の先生にとって、とても内容が深い熟議となりました。次は、都跡中学校での研究授業となります。授業力を高めることの先には、いつも子どもたちの顔があります。
何気ない毎日の授業でも、こうして先生のたゆまない努力があることを生徒のみなさんに知ってもらいたいと思い、今回このようなブログを作成しました。
1学期終業式で紹介した福沢諭吉翁の「半学半教」の教えての通り、授業は生徒と教員が協力して創り上げていくものだと改めて思いました。