生死を分ける9分間〜3つのPUSH

2024年9月9日月曜日

9月の様子 学校の様子

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 7月末の都跡こども園での救命講習会に引き続き、本校でも、今日9月9日(月)は「救急(きゅうきゅう)の日」に合わせ、救命講習会(PUSH講習会)を行いました。講師は大阪ライフサポート協会認定インストラクターの大学生が務め、校長がサポート役に回りました。



全国で年間約8万人近くの方が、心臓突然死で亡くなれ、学校でも毎年50件心停止で救急搬送されています。県内の中学校でも2年前に体育大会の練習中に生徒が急に倒れ心停止状態になりました。幸いなことに、救急隊が到着するまでの間、心肺蘇生法を知る教員の適切な対応で一命をとりとめることができました。



心停止で倒れた場合、一分ごとに救命率が10%低下します。救急車が到着する時間は平均9分と報告されていますので、この9分間の対処が生死を分けます。心臓マッサージを行うことで救命率が2倍に上がり、更に、AEDを用いることで2倍の救命率が上がります。心臓マッサージとAEDの使用で4倍の救命率アップになります。


都跡中学校のAEDは職員玄関向かって左側に設置しております。万が一の時は遠慮なく使用して下さい。AEDの設置場所を知って置くことも非常に大事ですので、ご近所を探索してしてみてください。

PUSH講習会は3つのPUSHの獲得を目指しております。1.胸をPUSH、2.AEDをPUSH、3.自分自身をPUSHです。そして、最大の目的は「自分ごと」と捉えてもらうことです。いつでも、どこにでも、誰にでも起こり得ることと認識してもらうことです。

次回は生徒対象の救急救命講習会を予定しております。

最後に、ASUKAモデルと言う言葉を耳にした事はありませんか。 桐田寿子さんの当時11才なるお子さん「明日香」さんが学校で行われていた駅伝練習中に倒れ、11分間の救命処置が取られず帰らぬ人となりました。そのことを受け同じ事が起こらないようにと埼玉県から全国に広まった活動です。昨年11月にお会いした時に、学校での普及活動を紹介し、学校ホームページへの資料掲載を快諾していただきました。







このページは、奈良市立都跡中学校が編集しています。学校ホームページへは、上記学校ロゴをクリックしてアクセスしてください

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